道の駅・久米の里の朝。
7時前にも関わらず、ガラガラと騒々しい。
おお、現れた!
個人作成と言われるモビルスーツ・Zガンダム。
大きさもさることながら、ディティールもすごい。
なぜか製作者ではなく、Zガンダム殿に送られているが(笑)
さて、ここの道の駅のホルモンうどんも食べてみたかったが、開店の9時半まではとても待てないので出発。
(食べんちゃい、津山弁かわいい)
お城巡りのルートを優先で、津山城(津山市)→岡山城(岡山市)→鬼ノ城(総社市)→備中松山城(高梁市)のつもりだったが、天気予報だと明後日が雨らしい。
停滞箇所として、鬼ノ城周辺は少々寂しそうだし、どうやら総社市廻りで岡山市に行ったほうが高低差は優しそうだ。
ということで、雨の日に合わせて岡山市内へ入ることにして、先に鬼ノ城を攻略へ出発!
道路のガタガタで、サイドバックのフック部分がいよいよマズイことに。
新しくバッグの購入も視野に入れなければ。
途中、足守地区の旧家で飾られていたお雛様。
古風でめんこい。
ところで、地図を見るとそろそろ看板が出てきてもおかしくない近さのはずだけど・・・。
実際遠目に見えてるし。
自転車専用のナビ通り進んでいるんだが、やっと矢印が出てきたのは城山の麓に着いてから。
マイナスイオンとか満ち溢れてそうだけど、この時自分は脂汗が溢れていました。
まぁ、地図見るともう少しで舗装された道路に出れそうだから、頑張ろう。
軽く斜度20%は超えてます、ここ。
加えて落ち葉と岩石のゴロゴロ具合で踏ん張り効かない、ハンドル取られる。
そして遂に、恐れていた事態。
通行不可。
幅的も、路面的にも。
8,9割がた登ってこの始末。
泣きそう。
ていうかこんなとこナビすんなや!
マウンテンバイクでも担いで登った方が速いぞここ!
はぁ、さっき見つけたトイレ付き休憩所まで戻ろう。
・・・ここ下るんか。
やだなぁ。
おっかないなぁ。
ガリガリ!
ズリズリズリ!
ゴぉゴゴゴゴ!
やっべぇ。
こえ~し、ブレーキ握りっぱで腕がパンパン。
サイドバッグのフックの寿命も確実にゴリゴリ削られた。
しかし何とか無事降りてきたぞ。
今日はもう心が折れた。
休もう。
テント張って、マットと寝袋を・・・。
無い。
寝袋が無い!
さっきの下山時に落としたか?
また登るのか、なんだってんだ。
・・・しかし、こればかりはなんとしても見つけ出さなければ。
いくらペタンコにへたっていたって、脱毛が激しくて防止のテープをベタベタに張られていたって、あれがあるとなしとじゃ大違いなんだ。
幸いまだ明るいから、綿密かつ急いで探さねば。
雉とか見たこと無い野鳥とかいたけど、目もくれず(追いかけたかったけど)探索探索!
あぁ、良かった。
安堵と同時にどっと疲れが。
すぐに休みたかったけど、今日は自炊せねば食べられない。
いつ振りだろう、久しぶりすぎる。
多分アキラさん家を出て、千早峠を越えた時振りくらい。
自炊道具を出すのも久々すぎて、和歌山で買ったみかんケチャップのビンとか、色んなところにカビが生えてる。
そして米が切れている。
厄日だわ。
いや、自業自得だけど。
No自炊期間も色んな人に援助してもらったし、そもそも寒くて自炊する気なんて起きなかったしなぁ…。
あれ、米袋の下に何かが・・・。
古座川で貰った非常食(わかめご飯)見っけ!
ラッキー、助かったぁ。
賞味期限が1年前だけど、余裕でしょ!(非常用保存食だし)
よし、今日はこれと、津山のスーパーで買った70円の餃子ともやしの炒め物にしよう。
日が落ちても手袋がいらないくらい暖かいから、今までと違って生ものは早く処理しないと。
しかし、あぁ、暖かいって素晴らしいなぁ。
これくらいだと余裕で野外調理できる。
いままで手がかじかんで、それどころじゃなかったからなぁ。
一通り食べて、洗い物もストレス無くこなす事ができた。
暖かいって素晴らしいなぁ。
これだけ暖かいと、夜中寒くて目が覚めるなんてことも無いだろう。
暖かいって素晴らしいなぁ。
走行時間:4:24:19
走行距離:65.16km
平均速度;14.7km/h